キーンコーンカーンコーン・・・・・・



授業を始める鐘が鳴り響く。



「おーい授業始めるぞ!!」



といいながら入ってきたセンセイ。




・・・・・・・それはあのセンセイだった。



私の体は硬直した。




センセイの名前は下田明。
センセイは体育教師だった。
28歳の独身。




センセイが口を動かすたび
センセイが体の向きを変えるたびに、




私も体と目を動かして、センセイを追った。




楽しい話を交えて、
私たちを笑わせてくれて



真面目なところは
真面目にやる。




そんなセンセイは私により一層のトキメキを与えた。