「わわ!ごめんっ」
あたしが勇人から離れようとしたら抱きしめられた
「え?勇人?」
「いーの、俺が引っ張ったんだから」
「勇人…あのね」
「ん?……っ//」
勇人の顔がほんのり赤くなった
不思議に思ってどぉしたの?と首を傾げると
「なんでもない//ななこそ今なんか言いかけてなかった?」
「あ、うん…あのね、ずっと、こぉしたかったんだぁ」
あたしがへらっと笑ってみせると勇人はズルイって呟いてあたしに近づいた
窓から差し込む月明かりに照らされたあたし達の影は重なっていた
次の日、こっそり起きていた沙羅に冷やかされたのは言うまでもない。


