そしてそんなこんなで最終日の前日の夜
あたしと沙羅は2人部屋を獲得したからのんびり話ができる
「あーぁ、帰んの明日だねぇ」
「早いよぉー、勇人と回れなかったし」
「しょおがないでしょ、クラス違うしそれに結城はモテるからいろんな女子が離さないのよ」
「なんか複雑ー…」
そう言って抱きしめてた枕に顔を埋めると沙羅は頭をぽんぽんしてくれた
コンコン
「…誰だろ?」
「さぁ?まさかの結城かもよ?」
ニヤニヤする沙羅にありえないとか言いつつそうだったらいいなとか妄想してあたしまでニヤけてしまう
ちょっとした期待をしながらドアを開けるとそこには
「あ、小谷さん。予定変更の連絡なんだけど」
委員長ー…委員長ですかぁ。
まじですかぁ。
「聞いてる?」
「え?うんっ」
「明日の起床時間は6時になりました。以上です」
「6時ね!はぁいって早っ!何で何で!?」
「明日は天候が崩れそうなので早めに帰るそうです。他の部屋にも連絡に行くんで、失礼します」
委員長は自分でドアを閉めて次の部屋に行ったようだ


