「ん.....、」

朝は、目覚ましが鳴る前に目覚めた。
私の名前、藤崎 蒼依-フジサキ アオイ-。
高1です。
親は、事故で1年前に亡くなった。
だから私は、この家で1人.....ではなく、
双子の弟、春槻-ハルキ-と、2人で住んでいます。
実はね、私。春槻に片思い中で....、まぁ普通に考えて無理なんだけど。

「ほら!さっさと起きて!」

春槻を起こしに、部屋へ向かう。
そして、いつものように、春槻を起こす。

「ん~.....うるせぇ。」
「あんたが起きないからでしょ?」

私は問い詰める。

「ちょっと黙れよ....、」

その瞬間、私は思いっきり腕を引っ張られ、ベッドに沈む。

「バーカ....チュ.。」

そう言って春槻は、私の頬にキス。

「なッ...、」

思うようにしゃべれない私。

「...黙れるじゃん。...よしよし、」

子供をあやすように頭を撫でる春槻。
こんな、変態で女好きでアホで自意識過剰の春槻ですが、
実は結構優しい所があったり....。
そんなところに惹かれたのかもしれません。