でも、気づいたのは…あの日だった…。

誠司様と出逢ってから…8年目の花見の日…

私が11才、誠司様が15才の春…

その日は、いつもと違う花見だった。

子供だけの花見。

喜一(問屋)・克彦&毬模(剣道場の父と小物屋の母)・琥蝶(茶屋)という城下町の子供と、誠司様の6人で櫻美(オウミ)と隣の刹魔(サツマ)との国境近くの染井川…
桜並木で花見をした…