ハツコイ


「ガチャ」

幸樹は昂の部屋のドアを開けた

「遅い」

昂がベットに寝転び雑誌に目を向けたまま言う

「わりぃわりぃ
おっちゃんにさ瑠美が捕まってよ
…なぁ??」

コクンと私は頷く

「あんの野郎…
あれだけ長話止めろっつてんのに…」

チッと昂は舌打ちをした

「まぁまぁ、フレンドリーでいいじゃねーか
お前みたいにクールだったら商売なんて出来ないぜ」

ギャハハ!!と豪快に幸樹は笑う

確かにと思い、つい私も笑ってしまった

「そりゃ親があんなんだったら俺がそうなるしかねーだろ」