「――……俺さ、あの時アイツに脅されたんだ」

私の頭を撫でながら言った

佐藤さんの事かな…??

「…アイツさ瑠美を男に襲わすとか言い出してよ
今、ここでキスしたら取り消してやるって…
俺さ、瑠美を守りたかったから了承した
こんな俺で瑠美を守れるならって思えたらキスできた…」

だんだんと声が震えてきた

「…無理しなくていいよ…」

「…いや、言う
…瑠美が来てたの知ってた
でも…なんか、今やめたらホントにアイツは襲いそうだったから…やめれなかった…」