屋上には幸樹はいなかった ドアの上を上り寝転んだ ここは定番の人しか利用しないためこんなことができる 秋の心地よい風が私の頬をくすぐる ポケットからウォークマンを取り出し好きな曲に設定する 上に流れる雲を見ながら曲を聞いているといつの間にか口に出して歌っていた サビ好きなんだよね この曲は“誰でも輝ける”って言う歌詞がすっごく出てきて、何の取り柄の無い私にすっごく心に響いたのだ 「歌うまい」 いきなり声がして振り替えると昂がいた