「なんで父さん忠義の話するかな…」

父さんのバカ…

ベットに座ると近くのベランダから星が見えてあまりにも綺麗だから腰を上げベランダを開けた

開けてベランダの柵に近寄ったとき出るんじゃなかったと後悔をした

――……だってベランダには忠義がいたんだもん…

慌てて部屋に入ろうとする私を何故か忠義は引きとめる

「瑠美…」

バカな私は止まってしまう

「俺――」

「瑠美ぃーー!!
見たいテレビやってるわよ」

母さんの声で遮られた

「ご、ごめんね!!」

私はダダと部屋に入りカーテンを閉めた

…また、私は逃げた…

何か言われそうで…


傷つくのが…怖い――……