「いや~偉く大きくなったもんだなて思ったよ
背なんてあんなに小さかったのに今じゃ俺を抜かすくらい大きくなっててビックリしたよ
顔なんて格好よくなってビックリだよ
学校じゃあモテるだろ??」

私の前の椅子に腰を下ろした父さんが私に聞いてきた

「う、うん…
モテるよ、すっごく…」

「やっぱりな
そう思ったよ
あれだけ格好よかったら誰だって放っておけないよな」

うんうんと父さんは一人で頷き納得する

「ご、ごちそうさま!!」

その場の空気が嫌になった私はシチューをさっさと平らげて部屋に駆け込んだ