ビター恋愛~愛の結晶~㊦




涙がこぼれそうだった。



我慢の限界だ。




「いい加減にしてくれよ・・・」



「ごめんなさ・・・――」



「電話してくる」




席を立って、いかにも不穏なオーラを出しつつ携帯を握り締める。



急いで、カフェを右に曲がった洗面所に向かった。