けど、それが母さんだって確証はなかったから一度・・前をスルーしてみることにした。 わざと・・・携帯をいじって。 いかにも、ここにいますっていってるような格好で。 しばらくしてやっと相手は気付いたのだろう。 「すみません」 英語になれてしまっているのか、日本語の危うい喋り方だった。 「はい?」 わざとおちょくる。 「人違いだったらごめんなさい・・。錬・・ですか?」 「違いますよ?」 なんていってみて。