ビター恋愛~愛の結晶~㊦



「愛子・・はさ」



「なぁに?」



やっぱりそっぽ向いたままずっと・・会話を続けた。



「子供・・・・育てんのが夢なのか?」



「・・・・夢・・っていうか憧れって言うか・・」



「・・・・ごめん・・」



「でもね・・・愛しぬきたいって思う人はレンしか居ないし、けど子供が欲しいって願望もある」



声が震えているのに口から出て行く言葉が止まってくれない。



離れた温もりさえも分からないまま。