「・・・可哀想・・だよね・・」 「えっ?」 「私達の間の子供だから・・普通だったら元気に生まれてくるはずなのに、この時にすでにこの世からいなくなっちゃうことが決まってるなんて。」 何もいえなかった。 否定できないし、もっともな意見だ。俺だって・・・本当はおろしたくない。 泣いてでも愛子に頼んで生んでもらいたい。 それができたら俺の人生なんていらない。それくらいの勢いで嬉しかった。