「レン・・・・なの・・・?」 振り向くのが怖かった。それと同じように早く洗面所に駆け込みたいっていう欲望が襲った。 離して・・・・!! 声にならない思いが伝わったのかどうかは、定かではないが手は開放された。 一体・・・・誰なの? レン・・・―――?