★愛子side 逃げても何も変化ないのに。それくらい分かってたのに。 追ってくるレンの姿がみたくて、私は想われてるんだって確認したくて。 泣きっぱなしで、人ごみに混ざった私を見つけ出して欲しかった。 人がいるだけの大通りに私は逃げた。 「レンっ・・・ック・・・追いかけてっ・・よっ・・」 いつまでたっても追ってはくれない。