ビター恋愛~愛の結晶~㊦



「お母さん・・・・なのね・・?」



久しぶりにつぶやいたお母さんというフレーズはなんだかくすぐったくて。



けれど嬉しいものだった。




お互いに抱き合って再会を喜んだ。




「愛子・・・・子供は・・・」




「・・・・おろしました」




「・・・・・そう・・・。」




うつむいて私の心情を悟ったように、会話を中断した。