あと一口残ったコーヒーをそのままにして俺は席を立った。 「・・・・・―――行こう」 静かにゆっくりと頷いた。 せまってるんだ、俺の予想も出来ないようなことが。 淡く脆く崩れる幸せはどこへ向かったのだろう。 俺達の幸せは・・・形だけだった・・・―――?