そしてフユと一緒に居たのが、秋菜。 いっつもフユの後ろにくっついて オレ達とろくに話もしなかった。 いわゆる人見知り。 ---そんなある日のこと。 『アキちゃん、フユ君は?』 「よ…用事で、来ない‥」 今にも消えそうな声でポツリと言う。 「んじゃあ今日は僕らと遊ぼ?」 『だねっ!もうあたし達友達だもん』 友達と言う響きが嬉しかったのか、 にっこり笑って頷いてた。 ---それ以来、ハルとアキは大親友と呼ぶ関係になり、オレとフユも何でも話せるダチとなった。 でも…正直怖いんだ。