「幼稚園のころからだから12年ぐらいなんじゃね?」 『そっ‥、か』 アキを励まそうと思って、言ったことが余計アキを悲しませてしまった。 『うちは、それ以上にスキなやつが居る。けどその人の目にうちはないんだ』 ははっと笑うアキ。 「もしかして、フユか?」 『え?』 そのアキの驚きように オレまでびっくりしてしまった。