『んじゃあこれから自由行動にしよっか』 フユの一言であたし達は部屋に戻った。 『おれなんかと一緒でごめんな?』 「ううん、全然っ」 あたしに背中を向けて立つフユは、いつもより小さく見えた。 「ねえ、フユ」 『ん?』 「あたしがフユのことスキだって言ったらどうする?」 この背中を‥早く自分のものにしたい この背中に、抱きつきたい‥、 『嬉しいよ?』