春夏秋冬~THE FOUR SEASON~ 恋物語【完結】



フユと昔一緒に遊んだ場所をゆっくり回った。

昔はこうだったとか、ああだったとかたわいもない話をしながら。


『もう夕方だな。時間経つのはえ~』

「うん、そだね」


『帰るか?』

「…え?」


『もう帰るなら送ってく』



「今日‥フユと寝たいの」

『‥はい?それはどういう意味?』


「そのままだよ」と答えると、急に黙り込んだフユ。

やっぱ‥ダメだよ、ね。



『まじで言ってんの?』

「うん」


『わかった。んじゃあそこ行こっか』



フユが指差した先は、いかにも高級って感じのホテルがあった。