◆~秋菜side~◆ 「寒っ‥」 いつもより早く目が覚めた。 もっと寝るつもりだったのにな‥っ そう思いながら、重たい体を起こして出掛ける準備をする。 休みの日は必ずといっていいほどバレー部の練習があるから、私服はほとんど持ってない。 適当に服を選んで、お母さんにはハルん家に泊まると言って家を出た。 やばい‥緊張する…っ。 フユ来てくれなかったらどうしよ‥。 しかもこのペースだと一時間くらい早く着いてしまう。 いつもならこんなこと絶対しないのに。