しばらくして、ナツは傷だらけの体を引きずりながら帰っていった。 『坊ちゃんその傷はっ!?』 「たいしたことない」 結局、あいつは何しに来たんだ? これじゃあただおれと殴り合いしに来ただけじゃねえか。 でも‥心は晴れ晴れとしている。 ナツのせいで、な。 でもこの気持ちも悪くない。 友達っていいもんだな‥。