あれから数時間、どれくらい殴り合いをしたかわからない。 『なかなかやるな‥っ、お前』 「そ‥そっちこそ、っ」 ベッドに体を預けるように倒れ込む。その横にナツも倒れてきた。 『まじで行くのか?』 「ああ」 『いつまで?』 「わかんねえ。多分帰ってこない」 『そ‥っか』 「ハルに」 『ん?』 「ハルに思い伝えたのかよ」 『ああ』 伝えたか、やっと。 まあお似合いだし上手くいくだろうけど。