◆~春妃side~◆ ナツに「フユのことで話がある」と呼び出され、屋上に向かった。 あたしが着いたときには真剣な顔のナツは居た。 「もう少ししたらアキが来るから。三人で話そう」 ナツの言う通り、暫く待つとアキが来た。 ナツとアキの会話は、あまりにもあたしの知らない事ばかりで話についていけない。 ---「フユの家」 だとか ---「昔のこと」 だとか。 初めて聞くものばかりだった。