『オレは、‥ハルがスキだ。いや…それ以上に愛してる』 『ハルがフユを見ていた目で、オレはハルを見てきたんだ。もう何年間も』 ナツの言葉一つ一つが 胸に突き突き刺さってくる。 あたしがフユをずっと見ていたように ナツはあたしを見てくれていたんだ。 あたしが遊ぼって誘ったときも、 ---二人で桜を見たときも ---アキと、フユと出逢ってからも ずっとずっと見てくれていた。