「一番ひどかった…のは、お風呂の浴槽に…髪の毛掴まれ…て…」

愛の言葉がとだえた。

愛…お前…泣いてんのか…

今度は俺の番か…

ぎゅ…

「龍斗…くん??」

「辛かったんだな…」

「う……っうん」

「もう大丈夫だ…」

愛を守りたいと思った…

「泣いてごめんね…あの…龍斗くん前怖くないのかって聞いてきたじゃん…昔なんかあったの?」