屋上から1ー2組はそんなに遠くはない。 なのにすごい長く感じた 隣を見ると井上優。 威圧感たっぷりだ。 本当に物静かで何も話してこないただただ歩いているだけ。 そこで私から話をふってみた 「あの…井上…君?私なんかで本当にすいません。」 「私なんかなんていっちゃ駄目だよ。俺のことは優でいいから。」 同い年とは思えない答えにびっくりしてしまった。 「あの…優…?彼女はいないの?」 「いないよ。いたら奈々とペア組まないじゃん。奈々って天然なんだね。可愛い。」