そして、お昼休みを終えた。 舞耶はずっと、不機嫌なままだった。 ―放課後―― 「舞耶、まだ拗ねてんの?」 少し乱暴に物を、鞄に詰める舞耶に尋ねる私。 「怒ってない、拗ねてない」 「ただ…」と言って手が止まった。 「ただ…?」