『本当に?』 とたずねる俺。 『パパの事信じれない?』 と聞くお袋に対して、首を横にブンブンと、振る。 そんな俺の姿を見て、優しく微笑むと、お袋は立ち上がり、俺の手を取って『帰ろう。みんなが待ってる』と行って歩き出した。 家に帰って、夕飯の時間になると、いつもの様に『ただいま』と言って帰ってきた親父。 そして、いつもの様に、いつも通りに食事をした。