それから、ペラペラとたわいもない話をしてから、舞耶と店を出た。 駅に着くと、家に帰る学生や、サラリーマンたちで溢れていた。 「この間もだ――…」 あ、れ?? 斗和だ…。楓もいる。 「…どーしたの?」 ん?と、私の顔を覗き込む舞耶。