強くそう思う。



…謝らなきゃ……。


ごめんね。

って言わなきゃ…。


そう思っているのに、体が言う事を聞いてくれない。



立ち上がろうとしても、小さく震える足のせいで、うまく力が入らなくて、立ち上がれない…。


少しずつ、押し寄せる恐怖。



…早く…。

早く、謝らなきゃ…!


斗和が、私から離れて行って、しまう前に………。