「…楓?!」 そう呼んだ舞耶。 舞耶とトイレを出た後、教室に戻ろうとした時に、偶然楓とあった。 「その傷、どうしたの!?」 心配そうに駆け寄る舞耶。 「ちょっとな」 と、言って笑った楓は、少し疲れた様子だった。 「…楓…」 「心配すんな」 舞耶に優しく笑いかける楓。 「保健室、行こ?」 「たいした事ねぇよ」 「ダメだよ!手当しなきゃ」 「マジ、何ともねぇから」 そう言って、教室に向かう楓。