「結嘉が何も言わねぇで、優しいからって甘えんな!!!!」 そう言った、楓に思いっきり顔面パンチをくらった。 「……っ…」 フェンスをつたって、ずり落ちる。 そんな俺を見て、楓は悔しそうに屋上を出ていった。 「………っ…、…知らねぇよ…、聞いてねぇよ…」 そう静かに、呟いた…。