「寝てる奴相手に、マジになんなよ」 そう笑いながら言ったのは、しんちゃん。 「わりぃのは、コイツ」 咳込む楓を、睨みつける 「なんか楓…可哀相」 なんて、結嘉まで言い出しやがった。 「おまえな…」 軽くため息つく。 「でも!…加減してあげないと、痛いよ」 …そりゃ、そうだけど……