きっと、コイツは結嘉を舞耶と、勘違いしてんだ。 寝ぼけてるのか、楓は抱きしめているのを結嘉だと、まったく気づいていない。 …しっかり、抱きしめてる。 「か、楓…」 困ってる結嘉。 「おまえ、結嘉と舞耶を間違えてんじゃねぇよ!!」 お腹に思いっきり、パンチをお見舞いした。 「…ゴホッ……っ…」 咳込む楓。 その隙に、結嘉を楓から離し、立ち上がらせる。