「やめろ」 思いっきり顔にパンチする、慎吾くん。 …慎吾くん… 今までと、人が違う……。 でも、寝ぼけてるからか、ニヤニヤしながら、また寝転がって寝ていた。 唖然の私。 「結嘉ちゃん、布団適当にかけといてくれる?」 「あ、うん」 布団を数枚とり、みんなにかける。 「楓、可愛い」 ぐっすり眠っている楓の寝顔は、幼い子みたいだった。