「え゙…」 「ん?」 「っ、連れてきたって…?」 「あぁ、お姫様抱っこ?」 確かに、そう言った慎吾くん。 おひめさま… …だっこ… おひめさま…だっこ …おひめさまだっこ… ………え゙っ… お姫様抱っこ〜っ?! 「嘘でしょ〜〜〜〜〜っ?!」 響く私の悲鳴に、近い叫び。 「結構、おっきい声…でるね」 耳を塞ぎながら、苦笑いする慎吾くん。