暴走★Boy 




「―ずっと―…が、あったらいいな?」


そう言って、髪を撫でてくれた海人さん。


「先のことなんて、マジでわかんねぇけど…、信じてやってほしい。あいつのこと」


「………」


「一応、あれでも…俺の自慢の弟だからさ」



そう言って、微笑んだ海人さん。



あぁ、斗和があんなに優しかったりするのは、こんなに素敵な、お兄ちゃんがいるからなんだな。と、素直に思った。


海人さんの優しさは、ものすごく暖かい。


今でもずっと、家族のこと思ってる。