「―ずっと―ってあると思います?」 「え?」 「あたし、わからないんです」 斗和と、ずっと一緒にいたい。でも、心のどこかで無理だと、思っている自分が確かに…いる。 いつか、離れていってしまうんじゃないか。 傍にいてくれるのは、今だけなんじゃないか。 そう思う私がいる。 「…俺も、わかんねぇな…」 耳に届いた、切ない声。