そして、海人さんと外に出た。 海人さんが歩きだすと、みんなが頭を下げて、道をあける。 すごいな…。 たくましい背中を見て、しみじみ思った。 「少し歩くけど、いい?」 後ろを振り向いて、言ってくれた海人さん。 「はい」 そう返事をして、歩きだす私たち。 「結嘉ちゃん、偉いね」