「斗和の彼女って、大変じゃない?」 「ぇ…まぁ」 「嫌がらせとか、ぶっちゃけあるでしょ?」 「前に少し…」 付き合い始めた頃、やっぱり《彼女》ってことがすぐに伝わって、嫌がらせを受けていた。 定番の、上履きにたくさんの画鋲とか…、物隠されたりとか……。 斗和に言えるわけなくて、悩んでいた時に、楓と舞耶が私を助けてくれた。