そして、大きな机には、たくさんのお酒がのっていた。


次々とあけられていく、お酒。



…パーティーみたい。


そう、1人ウーロン茶を飲みながら、静かに思っていた。



「斗和〜♪」


斗和の名前を呼んだ、女の人たち。



勢いよく、抱き着いたもんだから、握られていた私と斗和の手は、簡単に離されてしまった。



………。



「ねぇねぇ」

甘えるように、斗和に張り付く女の人たち。



キツイ香水の匂い。


……苦手…。