「結嘉、借ります」 そう言って、軽く頭を下げる。 「斗和くんがいるから、心配ないと思うけど…、気をつけるのよ?危ないんだから」 「ありがとう」 「1人で行動しないこと。いいね?」 うん!と、頷いた結嘉。 頷いた結嘉を、優しく見つめるおばさん。 結嘉と、おばさんを見ていたら、おふくろを思い出した。 家族っていいな。 そう思うのは、きっとこういう親子の会話が、ちゃんとあるから。 自分の帰る場所、居場所を与えてくれる家族。 家族はずっと、大切しなきゃいけねぇ。 そう、強く思う。