「.... またやるのかね」 「当然でしょう..! さぁ早く!」 校長が、"やれやれ"と言った顔をして 腰を重そうに上げた 「貴女はそこに座りなさい!」 先生の声が高く成る。と同時に 私は適当な パイプ椅子に座らされた。 ――そんなに楽しい事なのだろうか。そのテストは。 「花﨑君... テストはどの教科をやらせるんだね?」 黒くて大きくて 頑丈そうな金庫の中を ガサゴソと漁る校長。