好きすぎて死ぬっⅢ






「えっ…」


「うっとしかったよね…私…小さいときから疾風君が好きで…会いたかったの…でも…人違いだったみたいゴメンね疾風君呼ばわりして…」


自然と涙が流れた…


「さようなら…」


「覚えてないんだ…」


彼はいきなり口を開いた


「五歳の大晦日…事故にあって…記憶を失ったんだ…」


「えっ…それって…?」


「俺…何度も…何度も夢を見るんだ…女の子にピンクのボタンあげるの」