「えっ…」 「うっとしかったよね…私…小さいときから疾風君が好きで…会いたかったの…でも…人違いだったみたいゴメンね疾風君呼ばわりして…」 自然と涙が流れた… 「さようなら…」 「覚えてないんだ…」 彼はいきなり口を開いた 「五歳の大晦日…事故にあって…記憶を失ったんだ…」 「えっ…それって…?」 「俺…何度も…何度も夢を見るんだ…女の子にピンクのボタンあげるの」