好きすぎて死ぬっⅢ





私は放課後


人の少ない図書室に来ていた


宿題はここでやるのだ


そこに彼はいた


「疾風君。隣…いい?」


そして私は図々しく席に座る


「今度は何?」


彼はうっとうしそうに言った


私は首からかけてるものを外した


「見てこれ。疾風君がね私が引っ越すときにくれたんだ…『大人になったら結婚しよう』って…」


私はクスリと笑った


でも彼はそのまま本を読んでいた


「ゴメンね…疾風君…」