『まぁ、佐々木くんが最初から素で接してくる女の子は美紗くらいみたいだし、特別ではあるんじゃないかな?』
「特別?」
一瞬、胸がドキッとした。
晴紀の顔が浮かぶ。
また顔が赤くなりそうだったが、頭を振って気を取り戻した。
「ないない! そんなことは。あいつは私をおもちゃだと思っているんだから」
『そうかなぁ~』
結衣は納得できていない感じだったが、私はそう言い切り、結衣との電話を切った。
なにそれ。特別とか、よくわからないよ。
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