ワタシはまだプールの中にいるみたいに、涙で顔がびしょびしょだったけど、誰かが涙をふいてくれてる

目を開けるとナイがいた

「思い出したの……」

ナイは黙ってうなづいた

「お葬式。
 あの時、ワタシはロボットと遊んでた」

ナイは悲しいようなうれしいような不思議な表情になった

「あれはナイだったの?」

ナイは黙ってうなづいた